煎茶はいうまでもなく、日本茶の代表でありながら、その他、沢山の緑茶が日本で製造されている。
その中には、「玉緑茶」(又は「ぐり茶」)と呼ばれている茶種があります。
もうちょっと詳しく言えば、「玉緑茶」は全く違う二つのお茶の種類を示す。
一つは「蒸し製玉緑茶」(又は「蒸しぐり」)、もう一つは「釜炒り製玉緑茶」(又は「釜ぐり」)。この二つの種類を併せて、全国栽培面積の3%に過ぎない。
今日は、後方について話したい。この釜炒り製玉緑茶は一般的に「釜炒り茶」と呼ばれている。
このお茶は一体何だろう?
緑茶を製造することには、「殺青」ということが必要。つまりは、酸化酵素の活性を止めなければならないということです。 日本には、そうする為に、蒸気を利用して、生葉を蒸す。でも、中国を初め、日本以外の茶生産国には鉄釜で生葉を直接に炒る。
日本にも、九州を中心に、こういう中国式の緑茶も少し作られている。佐賀県(嬉野茶)には、30度傾斜に設備された釜を使うのですが、宮崎県や熊本県には、水平に設備された釜(青柳茶)が利用されている。
殺青の次、柔捻や乾燥のフェーズを繰り返して製茶する。
蒸し製の煎茶より、釜炒り茶の歴史ははるかに長い。中国には、陸羽の『茶経』に登場するけど、明の初期に一般的に普及し、蒸し製の団茶に変わると思われている。それから、15世紀に日本に持たされていると考えられている。
この新しいをお茶とその淹れ方は江戸初期から、権力者のものになった茶の湯に飽きた文人たちの注目を集めた。その代表は黄檗宗の僧であった高遊外(Aka売茶翁)(1675-1763)。その足跡を歩んだのは上田秋成(1734-1809)、田能村竹田(1777-1835)、頼山陽(1780-1832)など。この文人達の影響で、煎茶道が生まれた。
そう、当時は、「煎茶」は今でいう蒸し製のお茶だけでなく、急須で淹れるお茶(淹茶方)を示した。又、この中国式のお茶は江戸初期には唐茶とも呼ばれていた。
ちなみに、江戸時代には、釜炒り茶は「唐茶」とも呼ばれていた。
現在は、釜入り茶はとても珍しい存在になっている。全国栽培面積の1%に過ぎないと思います。
殆ど九州でしか作られていないが、あっちには、安いものは焙じ茶みたいな存在だ。でも、品質の良い上級釜炒り茶は、煎茶より安ければ、かなり美味しいと筆者が思う。再評価が必要だと主張するかたも大勢いる。とにかく、筆者の現在のマイブームだ!
釜炒り茶には、とても爽やかな味わいがあって、程よい渋味と軽い甘い後味がある。が、釜炒り茶の見所は間違いなくその香り。「釜香」と呼ばれている独特な香りが特徴だ。複雑な香りなんだけど、筆者に甘栗を思わせる。煎茶に比べて、釜炒り茶の味にはインパクトが足りなければ、香りにいたると、決して負けない。
水色は透明な綺麗な黄色。
淹れ方に関しては、上級のものを80-85度で淹れたらいいと思う。煎茶みたいにお湯を冷ましすぎたら、香りは十分に出ない。お湯と茶葉の割合については、煎茶より茶葉を少し多めにしたらいいと思う。1分-1分20秒ぐらいに浸出させるといい。
2煎目の場合、お湯の温度を少し上げて、浸出時間を10-20秒ぐらい。3煎目の時、又お湯の温度を少し上げて、浸出時間を30-45秒ぐらい。
品質のいい釜炒り茶を手に入れる機会があれば、是非お試し下さい!日本茶の世界がさらに広がっていく。
駿河路や 花橘も 茶のにをひ
芭蕉
2010/07/04
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